どんな会社も最初は登記です。
会社は、法律用語で「法人」と呼ばれます。
人間を「自然人」と呼び、それと区別するための用語です。
法人は、いつ生まれるのでしょうか?
法人は、「登記」をすることで生まれます。これは、現在のどんな大企業も一緒です。
会社の最初は登記です。
起業するためや、個人事業から法人化されるなど、会社設立の理由はさまざまです。
当事務所では、株式会社以外の各種会社、一般社団法人などの法人など、ご相談者のお考えの事業形態に合った法人形態をお勧めすることができます。
また、当事務所は行政書士の紹介も行えますので、許認可の取得を含めてトータルにサポートできます。許認可を得るには数カ月かかるものもあり、許認可を得なければ営業は行えませんので、起業の最終段階でのご依頼ではなく、早い段階でご相談いただくことをお勧めします。
会社の設立に関するよくあるご質問
- ネットで検索すると、費用格安の司法書士がありますが、ディスカウントは可能でしょうか?
- 当事務所ではお一人お一人のお客様のお話をしっかりお聞きし、誠実に丁寧にご対応することを心がけています。お客様にご満足いただけるサービスを適正価格で提供しています。 申し訳ありませんが、サービスの質を下げることで、格安を求められる方のご要望にはお応えすることはできませんので、何卒ご容赦ください。
- 株式会社や有限会社、合同会社などの違いは何でしょうか?
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法人の種類は大きく分けると以下のとおりです。
- 株式会社
- 株主がいて、取締役がいて、資本金がいくらで、という、世間一般でイメージする会社です。ただし規模は千差万別で、資本金1円でも会社は設立することができます。
- 有限会社
- 今では新たに設立することはできません。名前は「有限会社」であっても中身は立派な株式会社です。「特例有限会社」という言い方をします。株式会社と比べて組織の特徴に若干の違いがありますが、ほとんど同じようなものとお考え下さい。
- 合同会社
- 会社法施行時に新しく規定された会社です。中小規模の会社に向いていると言われますが、スーパーの西友やP&G、ANAホテルなども合同会社です。法律的には全く違いますが、昔の有限会社的なイメージがわかりやすいと思われます。
- 合名会社・合資会社
- 明治の時代からある会社形態です。今では随分少なくなりましたが、地方の酒造会社さんには比較的よくみられます。今ではほとんどが①か③を使って事業を行っていることが多くなっています。
- 株式会社と合同会社の違いは何でしょうか?
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主な違いは下記の通りです。
- 知名度:【株式】>【合同】
- 役員の任期:
【株式】最長10年
【合同】特になし - 設立時の実費(電子定款・認証を利用。資本金1000万以下の場合。):
【株式】約20万5000円
【合同】約6万3000円
※「実費」です。司法書士報酬は別途必要です。 - 配当の分配比率:
【株式】出資金額に応じた配当が必要
【合同】自由に定めることが可能 - 決算公告:
【株式】必要
【合同】不要 - 会社の意思決定:
【株式】日常業務は取締役の判断。 重要な決定は株主の出資割合に応じて決議。
【合同】日常業務も重要な決定もすべて出資者一人1票。 - 決算書類の開示:
【株式】公告義務があり。そのため決算書を債権者に見せる必要はなし。
【合同】公告義務がないため、債権者から請求されたら決算書を見せる必要あり。
- 会社と法人とはどう違うのでしょうか?
- 会社は、営利を目的とします。一方、法人は、営利を目的としない場合や、営利も非営利も目的とする場合があります。
営利を目的としない法人には、一般社団法人、NPO法人、医療法人、社会福祉法人、等が聞き馴染みがあると思われます。法人は、会社の種類以上に実に様々な種類がありますので、事業内容によって該当する法人を設立することになります。なお、NPO法人は、本来非営利を目的としていますが、営利事業を行うこともできます。ただ、営利事業部分には税金がかかります。
役員・目的の変更に関するよくあるご質問
- 業績が思わしくなく、廃業することになりました。どうすれば良いでしょうか?
- 廃業する場合は、会社解散、清算、そして清算の結了という流れで進めます。
会社経営はうまくいく時ばかりではありませんので、継続ができなくなった場合に正しく対処することも経営者としては必要なことです。